子供が小学校に無事入学!
でも、突然「学校に行きたくない」と言い出したら、親としては心配になりますよね。
学校に行きたくないと言いながらも行ってくれるならまだ良いですが、朝泣き出したり吐いてしまったり・・・。
これは1年生では良くある話です。
では、子供がこのような状態になったらどう対応すれば良いのでしょうか。
子供が学校に行きたくない理由ベスト5
周りの情報をまとめると、下記のどれかに当てはまることが分かりました。
①GW明けや夏休み明け
②担任の先生が苦手
③お友達とのトラブル
④勉強についていけない
⑤集団登校がイヤ
GW明けや夏休み明け
これが最も多い理由です。
入学早々は大丈夫でも、しばらくするとすぐにGW(ゴールデンウィーク)がやってきます。この長期休暇で子供達の気持ちが緩んでしまうんですね。
連休明けの子供達は、不安感とストレスでいっぱいになります。
参観日に行くと、席に座れずドアの近くで泣いている子もたまに見かけます。
ただ、連休明けのイヤイヤは時期が来れば納まるケースが多いですので、温かく見守ってあげることが大切だと思います。
担任の先生が苦手
1年生の担任といえば、「優しい先生」というイメージがありますよね。
でも、たまにものすごく恐い先生がおられます。
どう考えても1年生の担任には向かないだろうというくらい恐い先生です。
やんちゃな子は平然としていますが、おとなしい子や気の弱い子はメンタルをやられてしまう場合も多く、朝吐いてしまうパターンもこの先生が苦手なケースに多いです。
親はどう対応するのか?ですが、校長先生に全てを話し不登校という選択をした保護者もいます。
いつまで不登校かというと、担任が変わるまで、です。
最近の小学校では1年ごとに先生が変わるところが多いですので、つまり1年間我慢すれば先生は変わります。
朝吐いてしまうので精神科に子供を連れて行ったところ、「今休ませて回復させるのか、無理やり行かせて症状を悪化させるのか、親として考えた方が良い」と言われた保護者がいます。
この判断は難しいところですが、どうしてもダメなら(吐き続けるなら)、その選択肢も有りだと思います。
ただ、学力が下がらない様、例えば親が勉強を見る・習い事をさせるなど、何かしら対策が必要になると思います。
お友達とのトラブル
これも良くある話です。
1年生だと先生がお友達関係も気を付けて見て下さっていますが、先生の目の届かないところでお友達に嫌な事をされてしまうケースも多いです。
この場合、まず家庭で話しやすい環境を作ってあげること。
まれに、お友達から「先生やママに言うなよ!」と口止めされていることがあります。
「ママは絶対的な味方」と思えないと、家でも何も話してくれないということになりかねないので、普段から子供との関係性を良好にしておくことが大切です。
そして、お友達関係でのトラブルは、必ず担任の先生の耳に入れておいた方が良いです。
連絡帳に書くのもOKですが、細かい事情が伝わりにくいのと、たまに学童などで連絡帳を入れ間違えてお友達のものを持って帰ってくることがあります。
子供は連絡帳に書いてある習っていない漢字もそれなりに想像しながら読んでしまいますので、内緒の話は電話で相談するのが一番良いと思いますよ。
子供は4年生くらいになるとぐっと成長します。親や先生に見守られながら成長していきますので、最終的には自分達で解決できるようになりますが、それまではやはり先生に報告するというスタンスで良いと思います。
それは、学童も同様です。
勉強についていけない
学力に大きく差が出る科目は、やはり算数です。
1年生の算数なんて、さほど難しい内容ではありません。
足し算と引き算、そして時計の見方・・・などです。
ただ、実際に1年生から補修を受ける子供も少なくなく、できる子とできない子の差が2学期あたりから出始めます。
分からなくて授業中に泣き出す子もいます。
子供が学童に行っている場合は宿題を学童でやってきますが、親が必ずチェックをすることが大切です。
私が子供の時代は、いちいち親に宿題を見てもらった記憶がありません。
でも、今は時代が違っていて、子供が授業で取りこぼした内容は自宅で教える・・・これが基本となっています。
低学年ならまだ取り返しができても、高学年になると内容が難しくなりお友達に追いつくのは難しくなります。
ですので、低学年の内が勝負だと思います。
集団登校がイヤ
集団登校は、その地区の1年~6年生まで全員で学校まで登校します。
この集団登校で学校に行けない子が出るのも、1年生あるあるです。
上の学年の子が恐かったり理由は色々あるかと思いますが、慣れるまで集団登校に親もついていったり、集団登校ではなく親が学校に連れて行く光景もまれに見かけますので、臨機応変に対応されると良いと思います。
事前に事情を学校側に伝えておくと、校長先生や教頭先生が校門で温かく出迎えて下さったり、子供が学校に行きやすい雰囲気を作ってもらえたりするので、おすすめです。
親の対応
昔は何でも子供同士で解決しましたし、そうやって強くなってきました。
時にはそういう経験をさせることも大切ですが、1年生ではまだ難しいと思います。
親の対応としては、
無理に聞き出すのではなく子供が話してくるまで待ち、対応策を子供と一緒に考えながら学校へも報告しておく。
というのがベストだと思います。
子供にも話したい時と話したくない時があります。
話したくない時に無理やり聞き出そうとすると、逆に子供に負担がかかってしまいますので、普段から話しやすい環境づくりは大切だと思います。
又、お友達から「親や先生に言うな!」と言われているケースも、口を閉ざしてしまいます。
我が家では、「言ってくれないと何かあった時に守ってあげられないよ」と子供に伝えてから、何でも話すようになりました。
学校側の対応
私自身の記憶に残っている担任の先生とは全く違っていて、最近の小学校の先生はとにかく「何とかしよう」として下さいます。
いじめやメンタルなど、様々な現代病ともいわれる問題が出てきたので、学校側も対策を取らざるを得ないのでしょうね。
そういう意味では、学校に相談しやすい雰囲気が自然と出来ています。
もちろん、先生の経験や器の大きさにもよりますので、期待しすぎるのは良くないと思いますし、正直今の先生って本当に大変です。
小さなお子さんがおられる先生なんて、「子供をどうやって育てているのかな?」と思うくらい、遅くまで学校に残っておられます。
子供達が帰宅した後、保護者への電話連絡等で追われている先生を見ると、有難いな~と思いますね。
担任の先生が頼りなければ、校長先生や教頭先生、それもすっ飛ばして教育委員会に直接相談を持って行く保護者もおられますよ。
(特に、担任の先生が怖くて子供が学校に行けない場合)
相談できる所は沢山あるので、家庭で抱え込まない事が大切だと思います。
まとめ
子供がランドセルを背負って楽しく学校に行く・・・そんな姿を夢見ていた親にとって、子供の「学校に行きたくない」ほど辛い言葉はありませんよね。
特に、シングルマザーの場合、学校に行ってもらわないと働きに出ることすらできなくなってしまいます。
少し見守るという姿勢も大切ですが、早め早めに学校と連携をして、対策を取ることは大切なポイントだと思います。
私のご近所でも、学校に行けなくなった経験のある子供が沢山います。
でも、最後はどの子も行けるようになっています。
行けるようになるタイミングはそれぞれですが、やはり一生懸命親が(特に母親が)陰で動いていますよ。
1日1日強くなっていく子供を、温かく支えていきたいものですね。