シングルマザーになって5年が経過しました。
貧困は相変わらずですが、何とか子供と二人楽しく暮らしています。
母子家庭の現状、離婚後5年目の生活、そして私自身の幸せ・・・日々感じることは色々ありますので、これまでを振り返りながら綴ってみたいと思います。
母子家庭の現状
母子家庭の世帯数です。
離婚がほぼ割合を占めていますね。
出典:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査」
※母子又は父子以外の同居者がいる世帯を含めた全体の母子家庭、父子家庭の数
母子家庭でみると、平均年間就労収入が200万円です。
就労収入以外の手当や仕送りなどの収入を合わせた「平均年間収入」でも、243万円程度。
・・・生活できるぎりぎりのラインだと思います。
私でいうと、平均年間収入は300万円弱になります。
調査の数字よりはわずかに高いですが、ほぼ平均並みのシングルマザーです。
離婚への後悔
おそらくですが・・・、離婚された方のほとんどが「後悔」はしていないのではないでしょうか。
子供がいる以上、勢いでの離婚はあまりなく、考えに考え抜いた末に離婚を決断された方が多いと思います。
実際私もそうです。
正直、もっと早く離婚したかったと思います。
あれだけの苦しみを味わう前に離婚したかったと。
ただ、最後の最後まで苦しみ抜き頑張ったからこそ、今後悔がないのかも知れません。
早々に決断していたら、「もっと頑張れたのでは?」と思ったかも知れませんよね。
どれだけ頑張っても無理だった結婚生活って現実的にあって、他人には分かってもらえないかも知れませんが、「限界」が見えたからこそ離婚を決意できました。
シングルマザーが幸せになる方法
私の知人にずっと婚活をしていた人がいます。
でも、仕事関係の人と出会い40歳を過ぎてから結婚しました。
・・・そして不妊治療。
たまたま不妊治療を休憩していた時に自然妊娠。(40代で)
希望通りの女の子を出産しました。
高齢出産ですが、赤ちゃんに障害などもなく母子共に元気です。
そしてご主人はというと、とことん尽くすタイプ。
知人女性は育休中で自宅にいるのですが、仕事をしているご主人が家事を全てこなします。
料理もご主人がされるそうです。
すごく幸せな生活ですよね!!
・・・でも、周りから見て羨ましい生活に見えても、知人の女性には色々不満がある様です。
結局のところ、幸せというのは「自分のこころ」が決めるのかも知れません。
ということは、幸せレベルを下げれば、沢山の幸せが舞い込んでくるのではないでしょうか。
極端な話、
「子供が元気で生きてくれていたら幸せ」
「今日はテレビを見る時間を作れたから幸せ」
「スーパーで美味しい100円スイーツを見つけたから幸せ」
「洗濯物が良く乾いたから幸せ」
「肩こりが治ったから幸せ」
「夫がいなくて幸せ(笑」
など、ほんのちょっとしたことでも感動できるようになれば、そして1日1日を感謝して生きることができるようになれば、貧乏シングルマザーでも幸せを感じることができます。
「上を見ない、他人は他人!」
・・・これさえ徹底できれば、毎日が随分違ってきます。
悔いのない人生を
そして、もう一つ大切な事は、後悔しないこと。
過去を振り返って後悔しても、そこから得るものは何もありません。
反省は必要ですが、後悔はする必要ないと思います。
時間の無駄ですよね。
常に前を向いて、1歩1歩ゆっくりとでも前進すれば、いつか終わりが見えてきます。
シングルマザーにとっての終わりとは、「子供を育てあげた時」ではないでしょうか。
常に前を向くためには、時間の余裕が必要です。
金銭は働けば働くほど入ってくるかも知れませんが、そうすると時間的余裕が無くなり気持ちが落ちてしまいます。
「イメージトレーニング」ってとても大切で、シングルマザーでパートやアルバイトだったとしても、これからどうなりたいか?を常に思い描いて生活することが大切だと思っています。
例えば、正社員を希望しているのでしたら、パートやアルバイトからでも正社員にしてもらえそうな会社を探すべきですよね。
どういう仕事の仕方をすれば引き抜いてもらえるか?
どういう業種だと正社員転換しやすいか?
・・・ただ漠然と働くのではなく、常に意識をして周りを見ながら仕事をされると良いと思います。
どんなに優秀な人材でも、会社の方針で「大卒でないとダメ」や「パートから正社員転換はしない」というルールがあれば、いくら頑張っても正社員にはなれません。
逆に、私の様に派遣社員で生きて行こうとしているのでしたら、
どの職種なら高齢でも採用されやすいのか?
時給単価はどの地域が高いのか?
同一労働同一賃金が派遣社員にどれだけ影響があるのか?
など、考えてみると良いと思います。
まとめ
私自身、長年人事部にいますが、これからは同一労働同一賃金の時代になります。
今は大手企業など多くの企業が、この同一労働同一賃金に反対しています。
・・・快く思ってはいませんし、取り組みも遅れています。
ただ、やはり法律には従わなくてはならず、時間はかかっても日本社会に浸透する時代がやってくると思います。
そうなったら?
もはや正社員>非正規社員という構図は無くなる日が来るかも知れません。
結局は、実力が全てです。
会社を踏み台にして自分の能力を高めるくらいの意気込みでちょうど良いと思います。