我が家の息子は、体操教室に通っています。
・・・通わせたのは、私です。
なぜなら、私が子供の頃に運動が苦手で悲しい思いをしたから。
大学に入って「体育」という授業が無くなった時、幸せを感じました。
でも、男の子に私と同じ思いをさせたくありません。
その中でも、達成するのに時間が掛かるのはやはり「逆上がり」です。
この逆上がりを、逆上がりができない私が必死に教え、なんとできるようになりました!!(私は今でもできませんが・・・。)
体操教室に通えば逆上がりができるのか?
結論から言えば、いつかはできるようになると思います。
生徒の大多数が、逆上がりをいとも簡単にこなしています。
保育園児でも、体重が軽いこともあり、簡単にやってしまいます。
見ていると、跳び箱は小学生の方が上手ですが、逆上がりに関しては園児の方が身軽にさらっと回っています。
ただ、時間がかかる子は、体操教室でも時間がかかっています。
できないので個別レッスンを申し込んでもまだできない。。。
そういう子供もいます。
ですので、学校の授業に合わせて、早めに逆上がりができるようになりたい場合は、やはり自己練習が必要になります。
練習が嫌いな子には家庭用てつぼうが必須!
我が子もそうなのですが、公園に連れて行って練習させようとすると、走って逃げてしまいます・・・。
もはや呆れるのを通り越して、笑えるくらいに(笑
マンガのように走って逃げていきますね。
無理やり捕まえて練習させても上達しませんし、そもそもコツをつかむのに時間がかかる子は、よほど「逆上がりがしたい!!」という気持ちが強くないと、公園での練習は無理だと思います。
そこで登場するのが、自宅用のてつぼうです!!
これは本当におすすめ。
実際に我が家が購入したのは、息子が保育園の時です。
うんてい用に購入し、運動会では最後まで落ちることなくうんていをやってのけました。
そして小学校に入ると、今度は逆上がりの練習に使えます。
もちろん、逆上がり以外にも沢山の技がありますので、日頃からてつぼうに慣れておくと上達度が変わってきます。
何より、「自宅なので、逃げられない!!」のが最高です。
逃げても自宅の中であれば捕まえやすいですよ(笑
タオルを使った練習法
まず、タオルを使って練習をしました。
タオルを腰に回して、タオルの両端を鉄棒と一緒に持ちます。
そして、逆上がりをします。
・・・します。
と言っても、そんな簡単にはできません。
なぜタオルを使うのかというと、身体が鉄棒から離れてしまわないようにです。
子供が逆上がりをしている姿を見てみて下さい。
出来ない子は、手が伸びてしまい鉄棒から身体が離れてしまいます。
これを克服するためにタオルを使って固定する訳なのですが、ネットにはこのタオルを使った動画が沢山公開されています。
見て頂ければ分かるのですが、動画では「いとも簡単に」逆上がりをしています。
でも、我が子の場合、タオルを使って逆上がりができるようになるまでに、かなり時間がかかりました。
コツをつかむのが遅い子はこうなりますので、ぜひゆっくり余裕をもって練習に付き合ってあげて下さい。
補助の仕方としては、鉄棒の真上を蹴らないといけないので、目印を用意します。
手を真上においてあげても良いですし、ボールなどを持ってあげてもOKです。
上に蹴るというのを体感することが必要です。
時間はかかっても、タオルで固定されているので身体が鉄棒から離れません。
なので、必ずくるっと回れると思います。
補助ベルトを使った練習法
タオルを使った逆上がりはできるようになりました。
これができれば、タオルを外しても逆上がりができるようになるのだと思っていました。
・・・ところが、タオル無しで逆上がりをさせてみると、全く足が上がっていません。
地面も上手く蹴れていませんし、鉄棒から身体が大きく離れています。
これではできない!!!
そうなんです。
「タオルを使って逆上がりができる=タオル無しで逆上がりができる」
という訳ではないんです。
もちろん、勘の良い子供であれば何となく要領を掴んで出来てしまうかも知れません。
でも、我が子は全くできませんでした。
さて、ここからどうしよう?
とりあえず、タオルでは長さの調節ができないので、補助ベルトを買ってしまおう!
・・・ということで、補助ベルトの購入を決めました。
こちらの補助ベルトは、色で長さごとに印がついているので、調整がしやすくお勧めです。個人的には、タオルより安全な補助ベルトが良いと思いました。
タオルはずるっと滑るので、小さな子供だと落下する危険性があります。
タオルで回転ができているだけあって、補助ベルトでも難なく逆上がりができました。
補助ベルトの長さを調節しながら、どこに問題があるのかチェックしました。
すると・・・、やはり腕が途中で伸びてしまっています。
これでは回れません。
腕を曲げたままで回転しないといけないのです。
ダンゴムシ特訓が始まる!
腕の力が弱くても、地面を勢いよく蹴り上げる力があれば、回転することはできるそうです。
でも、見ていて思ったのですが、その練習をするよりは腕の力をつけて懸垂に近い形で回転する方が息子には楽そうです。
何より、上達が目に見えます。
ということで、鉄棒でだんごむしの特訓をしました。
・・・要は、腕を曲げた状態で鉄棒にぶら下がる練習です。
上の絵では、足が上に上がっていますが、ダンゴムシは膝を曲げて胸にくっつけるイメージです。
最初は腕を曲げてぶら下がり、腕力がついてきたら足を曲げて胸につけていきます。
上達すれば、上の絵の様に腕の力を使って懸垂逆上がりができます。
でも、このダンゴムシ、かなりの難関でした。
最初やらせた時は、1秒もできませんでした。
すぐに落下してしまいます。
長時間やらせると、途中で嫌になってしまうと思います。
我が家では、毎日1時間ごとに5分づつ練習しました。
一度にやるよりも、時間を置いて少しづつ練習した方が、長続きします。
時間が無ければ、週末だけでも大丈夫だと思います。
すると、1週間後1秒→2週間後2秒→3週間後3秒といった感じで、時間をかけて少しづつぶら下がれる時間が長くなってきました。
時々、5秒や8秒といった感じで奇跡のタイムを更新していました。
このダンゴムシができるようになると、あと1歩なんです!
最低でも10秒できるよう、ひたすらダンゴムシだけを特訓していきます。
タイムが伸びる度に褒めてあげると、子供もやる気を出しますよ。
ただ漠然と逆上がりの練習をするよりも、ダンゴムシでタイムを延ばす方が我が子は楽しかった様です。
2ヶ月後、逆上がりができた!
体操教室でも逆上がりをやりますが、人数が多いので1日に練習できるのは5回程度。
レッスンは1時間しかありませんし、鉄棒だけをやる訳ではないので、体操教室だけで逆上がりができるようになるには時間がかかり過ぎます。
でも、このダンゴムシ特訓のお蔭で腕の力がつくと、軽く地面を蹴るだけで回転することができるようになりました。
「腕に力を入れて鉄棒を引き付ける」、これが大切です。
良く、「おへそを鉄棒にくっつける」という言い方をしますが、やはり腕の力がないと鉄棒から離れてしまいます。
なかなか逆上がりができない・・・という場合は、ぜひこのダンゴムシ特訓に力を入れてみて下さいね。
息子は、1年生の春休みに逆上がりができました。
出来ない事があっても良いと思います。
得意なことを伸ばしていけば良いと思います。
でも・・・、出来た経験が多い程、子供は自信をつけていきます。
これはもう絶対です。
そして、子供が出来る様な環境を整えてやるのも、親の仕事だと思います。
余談ですが、自宅用鉄棒は週末は布団干しに大変身してくれますよ!