以前から、考えていたことがあります。
子供から「離婚ってなあに?」と聞かれたらどう答えようかと。
我が家では、元夫と交流があるので、「離婚」という言葉は使っていません。
元夫は良くも悪くも色々気にしないタイプなので、普通に我が家に泊まりに来ますし、私が作った手料理を美味しそうに食べ、時にはメニューをリクエストし、子供と一緒にお風呂に入り一緒に寝て、そして帰って行きます・・・。
(そして、養育費は未払いです。)←ここ重要
そんなある日、ついに我が子が「ママ、離婚ってなあに?」と聞いてきました。
我が家の状態
元夫は「アスペルガー症候群」です。
自分が気が向いた時に突然連絡してきて遊びにきます。
なぜ受け入れているのかというと、「子供が喜ぶから」。
そして、子供が喜んでいるのを見ると、私が嬉しいから。
・・・ただ、それだけです。
結婚していた時と違って、元夫は子供と正面から向き合っていますし、何より子供を傷つけるような言葉や態度をすることはありません。
結婚していた時は、暗い顔でずっと部屋に閉じこもり、布団の中でゲームをしていた元夫。離婚をして、「家族を支える大黒柱」という重い任務から解放され、元気になりました(笑
我が家に遊びに来ても、以前のような重荷はないので、楽しそうですよ。
無責任でいられるのが楽なのでしょうね。
そして、子供も楽しそうです。
無理に結婚生活を続けなくて良かったな~と思います。
離婚について聞かれた日
元夫が帰った翌日でした。
息子をテレビを見ていたら、突然こう言ったのです。
「ねーママ!りこんってなあに?」
夜は、パパと一緒に寝ていた息子。
就寝後二人で話をしているのが少しだけ聞こえてきました。
「どうして結婚したの?」と息子が聞いていました。
日頃から疑問に思っていることを父親に聞いていたのでしょう。
元夫も、子供を傷つける様な言い方はしないと信じられましたし、そのままほっておきました。
そして次の日になって、ふと思い出したように息子が離婚について聞いて来た訳です。
ここからは想像ですが、
おそらく、息子に「なぜ一緒に暮らしていないの?」と聞かれた元夫が、離婚について説明したのだろうと思います。
私がずっと説明できないでいたので、少し助かったような気分でした。
息子から離婚について再度聞かれた私は、
「離婚っていうのは結婚の反対のことだよ。結婚届を出せば結婚できるし、離婚届を出せば離婚できるよ。」と曖昧に答えた所、
「あー!離れるってことだね。」と明るく言っていました。
おそらく、元夫が前日に説明していて、何となくは理解していたんじゃないかと思います。
あくまでも想像でしかないのですが、ひとまず安堵しました。
明るくさらっと答えるのが秘訣
離婚自体は重い話なのですが、それを真面目に伝えようとするとどうしても過去の嫌な場面を思い出し、話が深刻になってしまいます。
そして、子供も空気で察してしまいます。
決して離婚が良いという訳では無いし、もう少し大きくなったら、「ママは出来なかったけど、幸せな家庭を築くんだよ。結婚は幸せなものだよ。」と伝えようと思っています。
ただ、今はやはりまだ理解できないですよね。
少なくとも小学生では無理だと思っています。
今後の元夫との関係
一応、一緒に子育てしている風を演じています。
元夫は子供の事を考えてはいますが、それは子供が一番ではなく、多数の中の一つという感じ。
先日、子供の塾について話をしていました。
普通の夫婦のようにリビングでの会話です(笑
元夫:いつから塾に行かすの?
私:4年生くらいかな。
元夫:え~!!それでは遅いよ。早い子は2年生くらいから行ってるよ。
私:今はスイミングや体操教室に行かせてるから、塾に回すお金はないよ。
・・・お金の話になると、元夫は別室に移動していきました(笑
人任せ(無責任)なんですよね。
無責任なのですが、発言だけはしてくるという、一番腹が立つタイプです。
でも、気にしません。
気にしていたら前に進めないので、完全スルーして私のみの方針で子育てしていきます。
今までもこれからも・・・。
なんちゃって家族も悪くない
「家庭内別居」
夫婦でありながらも、家庭の中で別々に暮らすこと。
・・・ありがちな家庭内の風景ですよね。
逆に、離婚していても仲良く家族風で過ごしている、「なんちゃって家族」が増えてきてもそれはそれで良いのではないでしょうか。
今の時代流行りの「多様性」に合致していると思います。
別居婚や内縁関係など・・・会社の人事部にいると最近では様々な形の「家族」を目にすることが増えてきました。
それはもうびっくりしますよ。
何が普通かなんて、自分自身が決めれば良いこと。
形にとらわれず各個人の幸せの形を見つけていきたいですね。