厚労省の令和2年の「国民生活基礎調査」の概要を見ると、児童がいる世帯の平均所得は、何と!813.5万円だそうです。
平成23年の調査結果では697万円ですから・・・収入が上がったというよりは共働きが増えた結果でしょうね。
二人合わせれば確かにそれくらいの収入にはなりそうです。
そう考えると、現実が厳しいのがひとり親家庭。
「ひとり」な訳ですから、当然収入は1/2になります。
でも、、、生活が厳しい時に、「貯蓄」のことを考える必要ってあるのでしょうか?
保険に加入しよう
シングルマザーは、毎月のやりくりが本当に大切です。
節約できるところは節約しないと生活がまわりません。
・・・当然、貯蓄があれば安心ですよね。一番良いのは、離婚前に貯蓄があるのがベストですが、無い方も多いと思います。
そうすると、やはり優先すべきは毎月の生活です。
生活が厳しい時に貯蓄を考えるとしんどくなりますから、まずは生活を優先しましょう。
ここで大切になるのが、「保険」です。
子供がいる以上、何かあった時のことは考えておかなければなりません。
最低でも、医療保険には加入すべきだと考えています。
ひとり親は、子供が成人するまでの間は医療費が母子共に「無料」です。
だからといって医療保険に入らないと、子供が病気になった時に面倒を見ている間の収入が断たれます。
逆に自分が病気で入院等が必要になった時のことを考えると、傷病手当金がありますがおおよそ2/3程度しかもらえませんので、足りない分を医療保険で賄うという考え方ができます。
私の場合は、医療保険に加えて「個人年金」に加入しています。
個人年金は老後に一定額をもらえますので、貯蓄に該当しますね。
貯金での貯蓄は難しいですので、こういった個人年金を利用すると将来老後の貯蓄がいつの間にかできることになります。
・・・個人年金はお勧めです☆
正社員を目指そう!
アルバイトやパート、派遣社員など働き方は色々あります。
働き方改革により、「雇用形態に関わらず仕事内容が同じであれば待遇も同じ」という動きにはなっているものの、まだまだですよね。
個人的に一番貯蓄に回しやすいのは、「賞与」だと思っています。
少しでも良いので、賞与が支給される会社に転職できると有利です。
残業が可能であれば残業代で稼ぐという方もおられるでしょうが(笑、子供がいるシングルマザーだとそれも厳しいですよね。
ですので、
✿定時で帰れる(時短ができればなお可)
✿賞与がある(生活にゆとりが出ます)
✿有休が取りやすい(学校行事の参加に必要です)
✿昇給がある(少しでも良いので昇給があると勤続年数に応じて給与が増えていきます)
・・・という会社を見つけるのがベストです。
そんな会社あるの?と思われるかも知れませんが、必死に探せばあります。
求人も、ネットや人材紹介会社経由だと倍率が高くなりますので、ハローワークがお勧めです。
今は売り手市場ですので、「求人を出しているのに応募者が来ない」という企業の声を良く聞きますので、諦めずに探してみましょう!
その時のポイントは、必ず「仕事をしながら」です。
無職で仕事を探すと焦りが出ますから、長期戦で探すのです。
ここがポイントです。
シングルマザーの節約方法
私の場合、子供のものは節約しません。
特に値段にもこだわりません。お友達と比較して同じようなものを買います。
ここは重視しています。
では、どこで節約するかというと、「自分のもの」を節約します。
例えば、
✿仕事中のランチ代(コンビニでおにぎり1個とパン1個・・・笑)
✿美容室代(カラーリングは自分で、カットは1000円カットを利用・・・笑)
✿食費(果物などは結構高いので、子供だけに食べさせます・・・笑)
✿光熱費(子供が寝たらエアコンを止めます・・・笑)
✿洋服代(基本的に子供の服しか買いません・・・笑)
塵も積もれば・・・で、結構節約できるんですよね。
親子で節約すると虚しくなるかも知れませんが、子供には普通のことをしてやるので、自分だけなら何とも思いません。
この節約方法は、お勧めです。
自分のことは、子供を育て上げてからでも良いですよね^^
生活が苦しい家庭の割合
ここからまた調査結果に戻りますが、「生活意識調査」というものがあります。
児童がいる世帯で見ると、生活が「苦しい」家庭は59.2%、約6割です。
もちろん、ひとり親の「苦しい」は、本当に生活が苦しい訳ですが、共働きの世帯の場合だと子供を私立に行かせて「苦しい」のかも知れませんし、状況は異なります。
ただ、何か目標を作る時に、ひとり親世帯の平均を目標にするより、全世帯の平均を目標にする方が良い気がしています。
結局は、我が子を他の子供と同じ様に育てたい訳ですから・・・。
苦しい家庭は沢山あると思って、日々の暮らしを頑張っていきたいですね^^