私の子供時代、自転車の練習は親に後ろから自転車を支えてもらい、一緒に走ってもらう練習方法でした。
・・・今から考えると、親も大変ですね。
転んで怪我をして上達するのが当たり前の時代。
何度も転び起き上がりまた練習、まるで体育会系の様です。
我が子が自転車に乗れたのは小学校の3年生。
周りのお友達はみんな乗れていて、自転車で走っていました。
「一緒に遊びに行きたいだろうな。。。」
子供は全くやる気が無かったので、親ばかり気持ちが焦ります。
そして、自転車の練習方法・上達方法を来る日も来る日もネットで調べ続けました。
・・・結果、「ある方法」でたった3日間で乗れるようになったのです。
自転車に乗れる年齢
私自身が自転車に乗れるようになったのは、小学校入学と同時くらいでした。
では、今の子供達はどうなのでしょうか?
・・・日本トイザらスの調査結果を見てみます。
※出典:日本トイザらス「自転車に関する調査結果」
今の子供達が自転車に乗れるようになるのは、1位5歳・2位4歳・3位6歳の様ですね。
やはり、大半の子供が小学校就学前に乗れるようになるのですね。
最近の子供達は、ストライダーから始めるので、自転車に抵抗が無い子が多い様に思います。それにしても、4歳って・・・すごい!
ちなみに我が子が自転車に乗れるようになったのは、9歳です。
何と!0.8%しかいません(笑。
このグラフを見ると、私が焦った気持ちに今更ながら納得しています。
間違いだった自転車の練習方法
正確に言うと、我が子に対する間違った練習方法ですね。
色々試し、全滅した練習方法はこちらです。
①後ろから自転車を持って一緒に走る(昔の練習方法ですね)。
②自転車教室に参加させる。
③子供の腰にタオルを巻き、私が後ろで引っ張りながら安定させる。
④ひたすら足で地面を蹴る練習をする。
⑤坂道でバランスを取る練習をする。
最初は、昭和の練習方法を思い出し、後ろから自転車を持って一緒に走りましたが無理でした。
次に自転車教室に参加すれば必ず乗れるだろうと参加させたのですが、他の子供達が1時間程度で乗れるようになる中、一人だけ乗れないまま終わりました。
自転車教室の練習方法ですが、最初はペダルを外し、バランスを取る練習から始まります。
先生が自転車を支えながらスピードをつけて走り出され、途中で手を離されます。(要は昭和の練習方法です。)
後は子供がバランスが取れるようになるまでこの練習が続くのですが・・・、怖がりな我が子はすぐブレーキをかけてしまいます。
そして、乗れないのが自分だけになってくると、惨めな気持ちになるのでしょうね。
・・・ついに泣き出しました。
結局、親子で泣きながら(私は心の中で)帰宅したのを今でも忘れられません。
後は、坂道練習が良いと聞いたのですが、バランスが取れず激突したりブレーキをかけてしまうので、結局ダメでしたね。
子供が自転車に乗れない理由
これは我が子を見ていて分かります。
「自転車の練習をさせられる→痛い思いをする→嫌になる→興味が無くなる」
乗れない子って、慎重な子・怖がりな子に多いのではないでしょうか。
感覚を掴むのが上手い子は、すぐに乗れるようになります。
でも、怖がりな子は慎重なので、なかなかペダルを踏み込めませんし、バランスが取れず転倒してしまいます。
転倒して大泣きして・・・、嫌になってしまいます。
あまりに嫌がると、親も「まあいつか乗れるようになるでしょ」と諦めてしまいます。
可哀想になってきますよね。そんな無理やり乗らなきゃいけないものでもないし、と。
ところが、小学校に入学すると、周りの子供達が自転車に乗って遊び始めます。
そこで親は気づくんです。このままでは、お友達と遊べない事に。。。
一度考えてみて下さい。
お友達がみんなで自転車に乗っているところに、我が子だけ走ってついていく姿を。
・・・涙が出てきますよね。
(全て経験談です)
そして、ついに子供が嫌にならない練習方法を考え出します。
子供が3日で自転車に乗れた方法
ここまでくる段階で、子供は自転車を嫌いになっています。
ですので、子供には「1日10分だけ練習しよう☆」と言いました。
自転車の練習って永遠に続く嫌なイメージを子供が持っているので、最初から時間を限定しました。
そして、遠くに練習に行くのではなく、近所で練習をしてすぐに戻ってこれることをアピールしました。
(もはや親の方が必死です・・・笑)
私が考えた練習方法は、やはり坂道を利用する方法です。
ただ、明らかに坂道と分かる坂道ではなく、微妙に坂になっている場所を探しました。
本当にゆるいゆるい傾斜です。
自転車をこがなくてもゆっくり進むけれども、本人が怖いと感じないくらいの微妙な傾斜です。
ここで10分間、足をペダルから話してバランスを取る練習だけをさせました。
(ゆるい傾斜なので、こがなくても前に進みます。)
<1日目>
ペダルに足をおいたりこいだりはまださせません。
ただひたすら、ゆるいゆるい坂道でバランスを取る練習です。
・・・とはいえ、10分ですからあっという間に時間は過ぎます。
<2日目>
1日目と全く同じ練習をさせました。
2秒程度バランスが取れるようになってきました。
少しでもバランスが取れるようになると、本当はお友達と一緒に遊びたかった我が子は、練習に前向きになるようになりました。
でも、あえて10分で練習を終えます。
<3日目>
前日に希望が見えてきたのに10分しか練習が出来なかったという事で、逆に本人にやる気が出てきました。(子供なので単純です)
1日目・2日目と全く同じ練習を始めたのですが、3秒程度バランスが取れるようになってきましたので、ここまで安定したらペダルに足を乗せる練習を始めました。
この辺からが早くて、5分ほどでペダルに足を乗せて自転車で進むことができていました。
あの時の、我が子の嬉しそうな顔を忘れることができません。
私も泣きました。(心の中で)
バランスさえ取れれば、ペダルをこぐことなんて簡単なんです。
自転車に乗れない子にペダルをこがせてはいけなくて、まずはバランスをとることから始める必要があります。
自転車教室も、多少やり方が違うものの、バランスを取ることから始めて下さっていましたが、先生が自転車を押すスピードが速いので、怖がりな子供はブレーキをかけてしまうんです。
ですので、本当に坂だと分からないくらいのゆるいゆるい傾斜を見つけ、極端に加速しないことが大切になります。
ゆっくり進むのであれば、怖がりな子供でも怖くないようです。
ブレーキのかけ方さえ教えておけば、自分のペースで練習ができるので安心感があった様でした。
まとめ
最初に自転車の練習に付き合った時は、あまりのやる気の無さにこちらがイライラしてしまった日もありました。
親がこうなってしまうと、子供は余計にやる気を無くしてしまいます。
ですので、「私もイライラしない・子供もイヤにならない」練習方法を来る日も来る日も考え続けました。
私が自転車に乗れた時は、親から押し付けられた訳ではなく、本当に乗りたくて必死に練習したものですが、子供と性格が違うのでなかなか上手くいかず、時間がかかってしまいましたが、今となっては良い思い出です。
あと、自転車のペダルを外して練習する方も多いのですが、それをすると付けたり外したりが大変ですので、つけたままでも大丈夫です。
この練習方法なら、短期間で怪我をすることもなく必ず乗れますので、お子様と一緒に頑張ってみて下さいね☆