小学校の歯科検診。
虫歯で引っ掛かるなら分かるのですが、小学生なので「歯並び」や「噛み合わせ」でも引っ掛かるんです。。。
歯科検診に限らず、内科検診や眼科検診なども「再検査」となっていたら病院に行って検査をし、検査結果の紙を学校に提出しなければいけません。
面倒だからと提出しないご家庭もある様ですが、そんな勇気もなく(笑
そして、歯並びや嚙み合わせで再検査に行くと、勧められるのが「歯科矯正」です。
ある意味、虫歯治療より怖い歯科矯正。
・・・・なぜなら、保険が適用されないので「治療費が高額」なんです。
歯科矯正のきっかけ
子供が小学校の歯科検診で引っ掛かったため、です。
初めて引っ掛かったのは、小学校3年生。
低学年の時は、まだ様子見だったのだと思います。
確かに親の私が見ても、何だかガタガタです。
ただ、まだ生え変わりの時期でしたし、これから綺麗な歯になるのだろうと思っていました。
ところが、再検査に行くと、既に永久歯の下の歯が上の歯にかぶさっていると。
矯正をしないと一生このままです、と言われました。
正直、どの歯が乳歯でどの歯が永久歯なのか、分からなくなっていました。
抜けた歯は全て残してあるのですが、歯を見ただけでどこの場所にあったかなんて分かりませんよね。
後から思いましたが、抜ける度に記録しておけば良かったと思いました。
ネットで歯科矯正を調べると、びっくりするくらいのお値段。
せめて子供の歯くらい保険適用にして頂きたい・・・。
矯正は諦めようと思っていたのですが、私の母に「歯は大切だから」と言われ、前向きに検討するようになりました。
納得するまで矯正歯科医院を探す
お値段もさることながら、歯科医院の「腕」も大切ですよね。
何か所も歯科医院を探していて知ったのですが、矯正専門の歯医者さんと、通常の歯科治療をしながら歯科矯正もやっているところとがあることが分かりました。
実は歯科矯正って、歯科医師免許があれば誰でもできるそうで・・・。
だからこそ、「専門」の先生を探すことが大切みたいです。
矯正専門の歯科医院でなくても、通常の歯科医院に専門の先生がいらっしゃるところもありますし、とにかく通える範囲で「日本矯正歯科学会の認定医(もしくは専門医)」をネットで探しました。
認定医というのは、全体の2.5%しかいないと聞いていたのですが、私が住んでいる区で認定医がいる歯科医院は3か所のみでした。。。
ものすごく少ないですよね。
一般の歯科医院で専門医ではないけれども歯科矯正もされているところって沢山ありますよね。
きっと、その中にも優秀な先生はいらっしゃると思います。
でも、その見分けが付かないんです。
(素人に分かるはずがない・・・。)
なので、私は専門医の先生がいらっしゃる歯科医院を探しまくりました。
歯科矯正の流れ
歯科矯正ですが、流れとしては以下のような感じです。
①矯正歯科医院を探す
②予約する
③矯正相談(費用の提示)
④矯正検査・診断
⑤検査結果の説明
⑥治療開始
歯科矯正は実費ですから、相談するだけでも費用がかかります。
なので、数か所回ると結構な費用になりますが・・・、その後の治療費が高額なのでやはり少なくとも2~3か所は話を聞きに行かれることをお薦めします。
(セカンドオピニオンですね)
歯科矯正のお値段
子供の歯科矯正のお値段ですが、大体この様な感じです。
矯正相談料:3,000円
矯正検査料・診断料:30,000円
1期治療:300,000円
2期治療:400,000円
調整料:3,000円(1回/月)
全て税別です。
矯正相談料が3,000円ですから、3か所回ったとしても約1万円。
その度に簡単なレントゲンを撮られますから、あんまり多いのも大変です。
そして、説明を受けて納得した医院で矯正検査(レントゲンや型取り)を行いましょう。
子供の歯科矯正って、1期と2期があります。
合わせると70万になりますから・・・、可能であれば1期で終わらせたいですよね。
ただ、基本的には2期まであると思っていた方が良い様です。
歯科矯正って値段が高い割に、中途半端に止めてしまうとせっかく矯正した歯が元に戻ってしまう可能性があるらしく、、、
最初から、2期までの費用を想定して準備しておかれることをお薦めします。
支払い方法は色々あります
子供が通っている歯科医院では、いくつかの支払い方法が用意されていました。
歯科矯正は高額ですので、事前に確認されると良いと思います。
✿分割払い(初回に4分の1を支払い、残りは矯正完了までに支払う。)
✿一括払い
✿デンタルローン
分割払いは、歯科医院が行っているものですので手数料はかかりません。
これは便利ですよね!
毎月定額払いを希望される場合は、手数料がかかってしまいますが、デンタルローンが良いと思います。
大抵の矯正歯科では用意されていると思いますが、歯科医院で用意がなくても個人的にデンタルローンに申し込むことも可能ですので、一括払いが厳しくても実際にシミュレーションをしてみると、意外と支払いが可能になったりします。
又、確定申告で医療費控除を受けることができます。
歯科矯正の注意点
子供の場合は、1期でマウスピース(取り外しタイプ)、2期でワイヤーをつけることになりますが、取り外しタイプは紛失する可能性があるので学校にはつけていかないそうです。
自宅にいる時や主に睡眠時につけるそうですが、ここは歯科医院によって判断が異なるかと思いますので、確認が必要ですね。
給食の時間に取り外し、そのままどこかに行ってしまう・・・というのは容易に想像できます。。。
その他、下記のようなリスクがある様です。
✿虫歯になりやすい
✿親知らずがある場合、抜歯になる可能性がある。(特に下の歯)
✿装置装着後、痛みを伴うことがある。
一番大切な事は、「子供のやる気」だと思います。
子供の協力を得られなければ継続することは難しいので、何歳でスタートするのかも含め子供と話し合う必要があります。
開始時期は早い方が良い様ですが(乳歯が永久歯に生え変わるまで)、私の周りでは子供が大人になってから自分の歯並びが気になり矯正をしている人もいます。