政府より緊急事態宣言が出され、リモートワーク(在宅勤務)推奨となりました。
派遣先が大手企業ということもあり、積極的にリモートワークへの切り替えが行われています。
社員やパートさんは会社の直雇用なので良いとして、派遣社員は一体どういう扱いになるのでしょうか?
派遣でもリモートワークができるのか?
長年派遣社員をやっていますが、通常「在宅勤務」というのは有り得ないです。
会社の都合で休業になった場合、休業手当が出るのが一般的なので、派遣に在宅を支持してくることはまずないと思います。
(IT業界のエンジニアなどでしたら、有り得るかもしれませんが・・・。)
ただ、今回は新型コロナの感染拡大という過去に例を見ない事態が発生しています。
緊急事態宣言が出された7都道府県だけではなく、同じように感染者が増大している企業は、7都道府県と同様の対応を自主的に行っています。
特に大手企業は感染者を出すと「会社の名前」が出ますから、必死に対応をしているというのが現実です。
そして、派遣社員の私自身も会社の決定によりリモートワークを行っています。
状況的に突然のリモート決定でしたので、自ら派遣会社に連絡をしました。派遣会社も対応に追われているようで、即OKでした。
1件1件、派遣先企業に問い合わせをしている状況でも無いのでしょう。
在宅勤務では何をするの?
会社のパソコンを持ち帰りますので、特に問題なく自宅でも仕事をすることが可能です。
ただ、人事部ということもあり、個人情報の取り扱いには気を付けなければなりません。書類は持ち帰れませんので、あくまでもパソコンの中で完結する業務のみになります。
勤務時間は、通常会社に通勤している時間と同じになります。
休憩時間も同じです。
始業と就業報告を、派遣先の担当者にメールで入れることになっています。
在宅勤務は以前から憧れていました。
シングルマザーですので、在宅勤務の方が何かと便利です。
お世話になっている学童は、小学校4年生くらいから人数が減っていき子供達は行かなくなります。
その為「鍵っ子」になりますので、在宅勤務であればな~と思うことも日々あります。
今回、リモートワークを経験してみて、メリットとデメリットを発見しました。
リモートワークのデメリット
✿PCしかないので、仕事はしずらい。(紙がない)
✿私用の電話やLINEが来るので、ついつい対応してしまう。
✿小学校が休みなので、子供が自宅にいて邪魔をされる。
✿ついつい休憩が多くなる。
✿家事が気になる
✿話をする相手がいないので、孤独になる。
✿運動不足になる。
✿昼食を作る必要がある(普段は社員食堂利用)
リモートワークのメリット
✿職場で頻繁にかかってくる電話対応がないので、仕事ははかどる。
✿通勤時間もないので、朝も夕方も余裕が生まれる。
✿人と接しないので、ストレスが半減する。
✿途中で家事ができる
✿誰にも見られていないので、自由度が高い。
タイムカードの記入はどうするの?
緊急事態という事もあり、派遣会社の営業担当の方が代わりに記入して下さっています。
その為、始業と就業時間の報告を派遣会社にも行っています。
〆が来ると、営業担当の方が代わりに給与担当の部署にFAXして下さるそうです。
今回リモートワークが多いので、営業担当の方は大変でしょうね・・・。
リモートワークの指示だけではなく、自宅待機の指示が出た派遣さんもおられるでしょうし、会社ごとの個別の対応に追われているのが想像できます。
まとめ
これまでリモートワークの導入が進んでいた大企業は対応が早かったと思いますが、なかなか進んでいなかった企業や中小企業などは決定までに時間がかかったことと思います。
特に、「個人情報」を扱う部署では、リモートワークは無理だろうと言われてきました。
ところが、今回は新型コロナの感染拡大防止が目的です。
無理と言っていられない事態が発生しました。
すると、今まで出来ないと思われていた部署でも、強引にリモートワークが始まりました。正直驚きです。
もちろん、コロナが治まった後はまた元の状態に戻るのだろうと思いますが、それでも「やればできる!」という事を感じた次第です。
これを機に、日本社会にも「顔を合わせて仕事をする」文化に拘らず、働き方改革により就業スタイルの多様化が進んで行くと良いですね。
そうすることにより、緊急事態にも対応できて危機管理に繋がると思います。